第3章 ピロートーク3
「恭弥、誕生日に何が欲しい?」
「…何、突然」
「もうすぐ誕生日だろ。何でも欲しいモンやるからさ、祝わせてくれよ」
「じゃあ……エスプレッソマシン」
「え、それって…いや、それはダメだ」
「なんで?何でもいいって言ったじゃない」
「ちゃんと恭弥が欲しい物にしてくれよ」
「間違いなく僕が欲しい物だよ」
「いやそうじゃなくて、恭弥が使う物にして…」
「使うよ。並盛の応接室に置きたいんだ」
「だめだめ!絶対だめだ!」
「おいしい一杯を淹れてあげたい……赤ん坊に」
「オレは…リボーンには勝てないのか…っ」
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