第5章 待ち遠しく。 〔山姥切国広/R18〕
「ん…ちょっと…でも、まんばくんと…したい…」
そんな風に言われさすがに俺も腹をくくる。
「…わかった…怖くなってやっぱり止めたいって言われても、もう止まらないからな…」
赤くなった頬の主を見下ろして言うと、同じく腹をくくったのか主はこくりと頷いた。
俺は自分の着ているものを、まず上半身分主の前で脱ぐ。
ばさりと音をたてさせ脱いだものを投げ、手を伸ばし主の腰のあたりに触れる。
俺とは違う曲線を描くからだを俺の布が一部を覆っているのが扇情的に見え、隠された部分をそっと払うと、ピンクの繊細なレースの下着が目に映り、その谷間の深さから豊かさを測れてしまうようだった。
その腰を撫でながら俺は再度主に口付ける。
「…んっ…」
今度は舌先で主の唇を上下に開かせるとそのまま舌を奥へ進ませ、歯列をなぞると主が小さくからだを揺らした。
唇を離して顔を見ると、主は顔を少し背けて俺を正面から見るのを避けているようだった。
「…璃杏…」
俺が主の名を呼ぶと主ははっとしたようにこちらを見る。
「本当に、もう、止まらないぞ…」
俺がもう一度告げると、主は俺を見上げながら「止まらないで…」と小さく答えた。
俺はその答えに噛みつくように主に口付けながら、腰を撫でていた手を徐々に上にあげ、繊細な下着に辿りつくとぐいと上へずりあげ、すると、主のからだが緊張したように一瞬ちからが入った。