第2章 ××しないと出られない部屋その5 〔大般若長光/R18〕
ある部分で「んっ、あっ…」と突然声を璃杏はあげる。
「だい、はん、にゃ、さん…」と控えめにおれに言ってくる璃杏に、おれは余裕な笑みを浮かべる。
「あぁ、ここが気持ち良いんだな。わかっている、うんと気持ち良くしてあげよう」
もう一本、ゆっくりと指を差し込み、先の一本と同じ場所に到達したところで気持ち良いと声をあげた部分を二本の指で攻めたてた。
「…あっ、あっ、あぁ…っ…んっ…」
甘い、普段聞く事のない声を耳にし、おれ自身も先程の中途半端に終わらせた愛撫でいきり立つものを、指の代わりに突き立てたい思いに捕らわれながら、ぐちぐちと派手に音を立てさせて指を動かした。
「んんっ…っ…あっ、あぁ…ぁ…」
璃杏のからだがぶるぶる震えたと思うと指をぎゅうと締め付け、全身を突っ張らせた。
「…ほぅ、これで達したとは…ずいぶん感じやすいようだな」
おれは指を抜くと、濡れたそれをべろりと、うっすらと涙目になっている璃杏の前で厭らしく舐め上げた。
「よし、だいぶいい…一緒に気持ち良くなろうか」
おれは自分のものを片手で支え璃杏の蜜口へなすりつけると、ぐちゅぐちゅと互いの濡れた部分が触れあい水音がする。
「…欲しい…かい?」
先端を撫でつけながら問うと璃杏はひくりと表情を強張らせる。
「…おなか、ずくずくってヘンなの…こわい…何なの、これ…」