第2章 revenge2
「いやー、まさかね・・・初恋は実らないっていうし・・・でもね、まさか星那がねー。」
「ちゃっと、お母さんうるさいっ、黙って!」
真っ赤になりながら、ご飯を一気に口に入れた。
眠くなかったら、お風呂入って来なさいと、ご飯を食べ終わったら言われたので、マイキーさんを先に入れた。
「これ言っていいかわかんないけど・・・マイキーさん、お兄さんを亡くしてるの。」
「お兄さんを?」
「うん、すごく大好きだったみたい。私とタケミチくん、そのお兄さんに似てるって・・・。」
お兄さんもあの時、一緒に助けてくれたんだよと、付け足して話した。
「マイキーくんはきっといい子なんだろうね。マイキーくんが何か悪いことをしそうになったら、絶対に星那が止めるのよ。」
わかってる。
その為に、ここにいるんだから。
それから母たちと他愛もない話しをしてると、マイキーさんが上がってきた。
「ねぇ星那、これ、誰のシャンプー?」
と言って、頭を目の前に突き出してきた。
「え?・・・あ、私の。」
そういえば、みんなシャンプー違うの使ってたんだっけ。
彼は満足そうに笑うと、母にありがとうございましたと言った。
私もお風呂に入る為準備をしようとしたが、このまま彼をここにいさせたら可哀想だと思い、部屋に連れて行った。
彼はベッドに座って、私の腕を引いた。
「ねぇ星那、ちゅーしよ。」
「え?・・・んっ!?」
もう・・・拒否権なんてなかったじゃない。
目を閉じて、彼の唇の温度を感じる。
でもあまり長くはなくて、すぐに離れた。
「ほら、早く入って来いよ。あとでめっちゃイチャイチャしてやるから。」
彼は意地悪そうに笑って、寝転んだ。
急いで準備をし、お風呂に走った。
シャワーを流し、ゆっくりと身体に浴びる。
なにあれ・・・かっこよすぎっ・・・!!
身体を洗いながら、前に彼に触れられたことを思い出し、身体が火照った。
もうダメだ・・・マイキーさんがかっこよすぎて、死んじゃうよ・・・。
もっといっぱい・・・いろんなところを彼に触れられたい。
私の全部をマイキーさんで満たして欲しい。