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腐った人生をもう一度【東リべ:マイキー】裏

第1章 revenge1


「おはよう、タケミチくん!」


そういえば、私中2の頃、タケミチくんと同じクラスだった。


隣の席に座り、声をかける。


「ねえ、アドレス教えて。」


「あ、そっか。その方が便利だもんね。」


これからのことをスムーズに進められるように、連絡先を交換した。


放課後、ヒナの誘いを断り、マイキーさんと稀咲鉄太を探す為に、急いで学校を出た。


そういえば、タケミチくんも急いでたなぁ。

何かあったのかな?


とりあえず渋谷中を探し回ったが、2人には会えなかった。

タケミチくんにも会えなかったな。


朝、目を覚ますと、最悪の事態になっていた。

寝坊した。完全に遅刻だわ。


学校につくと、こっそり教室に入り席についた。


よかった、先生は黒板に向かっていて気付いてない。


「星那ちゃん、どうした?」


こそこそとタケミチくんが話しかけてくる。


「寝坊した。」


そう答えると、笑われた。


あともう少しで今日の授業が終わる頃、廊下が騒がしくなる。


「なんだろう?」


そう考えていると、私たちの教室の扉が開いた。


「あ、いた!タケミっち遊ぼ!」


あれって・・・あの人って・・・。

見覚えのある人物がそこに立っている。


愛してる。

その言葉を伝えたい。


彼に目を奪われている間にタケミチくんが連れていかれた。


いつの間に、友達になったのよ。


廊下に出ると、


「待って!」


とヒナの声が聞こえた。


彼女は真っ直ぐに彼を見て、近付いていく。


ヒナが危ないっ!


さすがに女の子に手は上げないとは思うが、なんていったって、あの無敵のマイキーだ。

何があるかわからない。


「なっ!?」


ヒナが彼の前に立った次の瞬間、ビンタした、

無敵のマイキーに。


「ヒナっ!なにしてんの!?」


なんかヒナがキレてる。


ヒナがタケミチくんの手を引いて戻ろうとすると、彼と一緒にいたドラケンという男に手を掴まれた。


やばいっ!行かなかきゃ!


「ヒナっ!!」


でも足を止めた。


タケミチくんがヒナから手を離せと怒鳴ったからだ。


さすがだね、タケミチくん。



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