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腐った人生をもう一度【東リべ:マイキー】裏

第1章 revenge1


彼らが睨みつけてくる。

怖い・・・。

マイキーさんが1番、怖い。


「星那まで・・・エマたちと遊びに行ってたんじゃないのか?」


「星那ちゃん、タケミっちつけれてエマんとこ戻れ。」


私の知らない、彼ら。

とても冷たくて、威圧的な・・・足が竦んでしまう。


でも、私はここに来た理由がある。

退けない理由がある。


「タケミチくん。」


笑える程に、声が震える。


「あぁ・・・愛美愛主との抗争、止めませんか?」


「は?」


「この抗争は、根拠は言えないスけど、誰かが裏で糸引いてるんス。」


「取り返しがつかないことになるかもしれない。だから、止めて欲しい。」


っ!?


いきなりパーさんがタケミチくんの髪を掴んで、投げ飛ばした。


「タケミチくん!!」


タケミチくんに駆け寄って、怪我がないか確かめる。


「テメーふざけてんじゃねぇぞ?なぁ?パーちん。」


この人、集会の時、銀髪の人とタケミチくんといた。


「消えろ。それ以上喋ったら殺す。そっちの女もだ。」


・・・っ!

退いちゃいけない。

何も怖くない、大丈夫。


「で・・・どう攻めるよ、愛美愛主。」


また、私たちを抜かして話し始める。


「ダメっす。」


タケミチくん・・・。


「パーさん、ですよね?貴方の気持ちはわかります。でも、私たちにも譲れないものがあるんです。お願いです、止めてください。」


「東卍はハメられてるんです。」


パーさんがタケミチくんの目の前に来て、立てと言った。


「あ!?抗争はダメ!?根拠は言えねぇ!?じゃあ誰がオレの親友、ボコったんだよ、誰がそいつの女レイプしんたんだコラ!!!」


何度も何度もタケミチくんを殴る。

パーさんの怒りや悔しさが目に見えてわかる。


「パーさん!私も止めて欲しいと言ってるんです!タケミチくんだけじゃなく私も殴ってください。全部ぶつけてください!!気が済むまで!!」


涙を必死に堪えて、パーさんを睨みつける。

抗争を止められるんなら、なんだってする。


ドラケンさんを死なせたくないから。

ヒナを死なせたくないから。

アッくんを死なせたくないから。

マイキーさんを、救いたいから。


ドラケンさんを救えれば、全部上手くいく。


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