第7章 revenge4.5
ご飯を食べ終わって少し時間が経ち、鶴蝶が用意してくれた部屋に2人で入る。
さっき敷いておいた布団に誘導されると、腕を引っ張られて彼の膝に座り、唇を重ねた。
「おい、ここにいる間変なことしたら、すぐ追い出すからな。」
「・・・はいっ!!」
危ない・・・ここでしたら、鶴蝶に聞こえるんだった。
万次郎を落ち着かせ、寝ることにした。
「してぇんだけど。」
本当にごめん・・・万次郎以外の人に、声とか聞かれたくないから。
口でしようか聞いたが、それは嫌らしくて・・・明日ホテル行くんなら今日は寝てくれるみたいだから、了承して寝てもらった。
私の胸に顔を付けて、抱き締め合いながら眠る。
彼の規則正しい寝息を確認して、私も眠った。
朝目が覚めると、もうそこに万次郎はいなくて、リビングに行けばご飯が出来てる。
鶴蝶、作ってくれたんだ。
また手伝えなかった・・・お世話になってるのに。
食卓に付き、鶴蝶が作ってくれたサンドイッチを食べる。
料理上手いなぁ・・・おしゃれだし。
万次郎はサンドイッチを半分くらい残して、私の皿に入れる。
いや、私だって、朝はこんなに食べれない。
でもせっかく鶴蝶が作ってくれたから、残しちゃダメだよね。
頑張って食べ終えて、ソファーに座っている万次郎の隣に行くと、肩に頭を預けてくる。
どうやら今日は、仕事がないらしい。
裏切り者は三途さんたちが調べているから、万次郎はすることがない。
万次郎は鶴蝶に運転を頼み、私をホテルに連れていく。
「こんな時間から行ってどうするの?」
私はラブホなんて行ったことない。
「昨日、オレを生殺しにしたのは誰だよ。」
それは素直に謝った。
だけど、鶴蝶の家で出来るはずないじゃん。
鶴蝶は私たちをホテルに、捨てて行った。
鶴蝶って意外と、ボスの扱い雑だよね。
梵天としてだと、違うのかな。
今は、ただの万次郎だし・・・。
部屋の中に入ると、さすがラブホテルって感じだった。
そういうことする為の場所ですって感じ。
ベッドの上の天井は鏡になってるし、ちゃんとコンドームもある。
大人の玩具なるものも、部屋の中に自動販売機みたいな奴で売ってるんだけど・・・。
万次郎はベッドに座ってテレビをつけた。