第7章 revenge4.5
ココさんの目が少し開かれると、意地悪そうな笑みに歪んだ。
「おいおい、最中・・・いや、事後か?・・・てか珍しいな、マイキーが寝てんなんて。」
何、平然と見てんですか。
早く、毛布ください。
「変態・・・早く、毛布を・・・。」
「変態とか・・・ここでナニしてた奴に言われたくねぇな。三途が言ってたこと、本当だったんだな・・・東卍の姫とヨリ戻したって。」
ココさんには前にも見られた。
聖夜決戦後の集会の後、茂みに隠れてオーラルセックスしてるところを見られてしまったことがある。
お気に入りの玩具を見付けたような悪戯な笑みを浮かべながら、毛布を手放そうとしない。
手を伸ばして引っ張っても、ビクともしない。
「万次郎が風邪引いちゃいます・・・。」
ボスの危機だというのに、歪めた口を戻そうとはしない。
危機という程でもないけどさ・・・。
今の万次郎が風邪引いちゃったら、やばいと思うんだけど・・・。
こんな体調が不安定なのに・・・。
グッと思いっ切り力を入れて引っ張ると、いきなり手を離されて、万次郎を殴りそうになり必死に堪えた。
毛布がバサッと彼に掛かってしまう。
「ん・・・。」
やばい、起きるっ!
毛布から手を離し彼の頭を優しく撫でると、また規則正しい寝息に戻り、安堵の息を漏らす。
そして毛布を彼に掛け直し、どうしようか悩む。
今の彼の体重なら、ここから抜け出せないこともない。
だが、それで起きられては困る。
てか、起こしたくない。
開かれた股も痛くなってきた。
脚、伸ばせるかな・・・?
ゆっくりと脚を伸ばしていき、途中でナカが動き反応してしまいそうになる。
萎えてふにゃふにゃになった彼のものでも、感じてしまうとは・・・。
「マジで挿ったままなのかよ・・・手伝ってやろうか?」
私の反応で気付いてしまったらしいココさんだが、手伝われては困る。
万次郎が寝てて話が出来ないのに、帰らないのだろうか。
返事をしていないのに、彼の身体を持ち上げて、私に退くように言う。
「目、瞑ってください。」
「今更もう遅せぇって、見えてっから。」
最悪・・・万次郎以外の男の人に身体を見られるなんて。
起き上がり彼の身体を抱き締めて、後は私がやりますと、ココさんを離れさせた。