第7章 revenge4.5
万次郎に目の前で見られながら、オムライスを作った。
テーブルに運び、三途さんを呼んで3人で一緒に食べる。
「あの三途さん・・・私たちがくっついてるのって、珍しいんですか?」
万次郎が私に何かする度に、彼は驚く。
昔から私たちは、こんなだったんだけどな・・・。
「今はもう、付き合ってる訳じゃねぇスよね?それに、あの時再会してからは、そんなことしてないっぽいし・・・ボスも他の女とやってたじゃないっスか。」
は?・・・なにそれ。
別れてるの?
万次郎は他の人と、私としてたようなことをしてたの?
万次郎を見ると三途さんを睨んでて、三途さんが慌ててる。
万次郎と目が合い、話してくれた。
あの後すぐ彼はこっちの世界に来て、私は高校を卒業したいからと、別れた。
「オマエの高校の卒業式に迎えに行ったら、オマエは笑ってオレについてきた。」
私が黒い衝動に染まった万次郎を拒絶したら、そこで終わっていた。
せっかくついてきたのに、私はもう万次郎を止められなくなっていた。
だから、こんなことに・・・。
「言っとくけど、オマエが連れてきた女とは誰ともやってねぇから。全然、勃たなかった。」
「ボス・・・もしかして、ED?」
万次郎がまた三途さんを睨む。
もしかして、本当にEDなの?
オムライスを食べ終わって、ソファーで寛いでいると、本当にEDなのか気になって聞いたみたが、知らないと言われた。
そっと太腿に手を置き、優しく撫でながら足の付け根を触ると、肩を抱かれて耳元でしたいの?と聞かれる。
三途さんが慌てて帰っていった。
「本当に勃たないの?」
「星那、触ってくれる?」
彼の前に膝を付き、ズボンのゴムに手をかけるとお尻を上げてくれたので、そのままパンツも一緒に下ろした。
太腿にキスをしていき陰茎を握ると、だんだんと固くなっていく。
それに気付き、彼の顔を見る。
「星那じゃないと、ダメみたいだな。」
ってことは・・・あれから私以外の人とは、一切してないってことだよね。
嬉しくなって、首を上に伸ばして唇を重ねた。
唇を舐められて軽く開くと、温かい舌が滑り込んできて、ゆっくりと絡める。
彼は彼にとっての12年を埋めるように、私を求めてくれた。