第7章 revenge4.5
学校が終わり、万次郎が迎えに来たので、タケミチくんを置いて先に出た。
神社に着くと、三ツ谷さんと八戒くんがもういた。
みんなの近くでしゃがみ、他のみんなが来るのを待つ。
「星那、パンツ見えるぞー。」
っ!?
万次郎の一言に、バッと立ち上がった。
「マイキーやめろ・・・星那ちゃん、全然見えてねぇから。」
三ツ谷さんがそう言ってくれて、万次郎に詰め寄る。
バカと言うと、うっせと返ってくる。
なんてレベルの低い、言い合いをしてるんだろう。
「おーい、いちゃいちゃすんなー。」
そこにドラケンさんが来て、冷めた目で見てきた。
「「してない/ねぇ!!」」
息が合ってしまった。
目を見合って、2人して吹き出した。
ドラケンさんにいちゃついてんじゃんとツッコまれる。
スマイリーさんとアングリーさんも来た。
それに続くように、ぺーさんも来る。
千冬とタケミチくん、まだかな・・・。
背中にいる万次郎に寄りかかった。
「万次郎、温かい。」
星那もと言って、お腹に手を回される。
少しの間そうしてると、やっと千冬とタケミチくんが来た。
てゆか、なんでみんな私服なの?
みんな学校行ってないの?
3年組はないだろうけど、他はあるでしょ?
まあでも、この人たちにそんな疑問持ってもねぇ・・・。
でもタケミチくんはちゃんと学校来てたな・・・着替えて来たんだね。
みんなの手紙と大事なものを箱の中に入れて、みんなで一緒に埋めた。
12年後もまた、みんなで集まれるんだね。
みんなが口々に話してる中、万次郎がみんな忘れんなよと声をかける。
「12年後の6月19日(東卍結成日)、またこのメンバーで集まろう!!」
みんなで円になって話した。
私たちの絆は、いつまでも繋がってる。
みんな、そう信じてる。
帰りは、万次郎がタケミチくんと話したいみたいで、タケミチくんを送っていくと言う。
私は、声をあげてくれた千冬に甘えて、送ってもらった。
「千冬、何入れたのー?」
「教える訳ねぇだろ!」
まあ、すぐわかるんだけどね。
2人で今までのこと、これからのことを話して、帰路に着いた。