第6章 revenge4
タケミチくんが稀咲に向かって、もう一度走り出す。
私も行かなきゃ。
タケミチくんの前に突然、あのモッチーという男が現れた。
その時、待てコラぁと千冬がモッチーに蹴りかかった。
「立てよ、筋肉ゴリラ。てめぇの相手はオレだ!」
千冬vs.モッチー。
他のとこでも幹部たちとのタイマンが始まろうとしている。
八戒くんvs.灰谷兄、アングリーさんvs.灰谷弟、タケミチくんvs.鶴蝶、イヌピーくんvs.ココさん。
なにこれ・・・私は、どうしたらいいの?
てゆうか、ココさんはどういうつもり!?
訳がわからなくなって、周りの奴をぶっ飛ばし続けた。
どうしよう・・・どうしよう・・・みんなが、押されてる・・・。
イヌピーくんはココさんに代わってムーチョにやられてる。
私は、どうすればいいの・・・?
どうしたら、みんなを守れる?
っ!?
そうだ、この抗争を終わらせるには・・・天竺総長、黒川イザナを倒せばいいんだ。
「イザナぁあぁぁっ!!!」
イザナに一直線に向かう。
ぺーさんが一発でノされた?・・・そんなの知らないよ、あいつをやんなきゃ終わんない。
その後に稀咲だ。
稀咲や半間の少し下で、高みの見物をしているイザナの元まで行く。
「万次郎をどうしようって言うの!?」
イザナが座っているコンテナの下まで来て、睨みつける。
「オマエがここまで来て、何が出来るんだよ?」
私を見下す。
「私は確かにみんなより弱い・・・だけど、ここまで頑張って走り抜けたんだ!!腐った未来にしない為に!!」
イザナが下りて来て、私のこめかみを蹴り、吹っ飛ばされた。
コンテナの上で転がったが、立ち上がる。
その時アングリーさんの悲鳴が聞こえて、振り返った。
アングリーさんの左脚が・・・折られた?
よく見ると、右腕も折れてるようだ。
灰谷兄弟・・・!!
八戒くんが弟に捕まり、兄が何度も顔を警棒で殴る。
ぴぇぇえぇぇんという声が聞こえた。
なに!?
「もうや"めでよ"ぉお、ばあかぁあ。」
え!?
アングリーさんが号泣してる!?
何が起こってるの?
アングリーさんが折れたはずの脚で歩き、灰谷兄弟に近寄って行く。