第5章 revenge3.5
千冬と一緒に廃墟に行くと、万次郎、ドラケンさん、三ツ谷さん、八戒くんがいた。
なにするんだろう・・・タケミチくん。
少し待つと、呼び出した張本人がやっと来た。
ドラケンさんがどうした?と声をかける。
タケミチくんは万次郎に声をかけた。
「稀咲は敵だ。場地さんが、最後にオレに託した言葉です。」
万次郎がわかりやすく、反応した。
場地さんがあの日、タケミチくんに託した言葉を話す。
創設メンバーは、オレの宝だと・・・。
ムリだよ・・・そんなこと思い出さされたら、泣いちゃう・・・。
タケミチくんも目に涙を溜めた。
「忘れないでください、場地さんの目指したものを!!心を強く持ってください、マイキーくんなら、1人で時代を創れます!!」
「場地さんが命を懸けて守ったものを、今度は貴方たちが守ってください!!・・・万次郎、私はいつまでも貴方の隣にいる。」
シーンとなってしまう。
すると千冬が泣かすなよ、バカヤローと私たちに言う。
タケミチくんがもう1ついいですか?と言って、カメラを取り出す。
「記念写真、撮りません?」
なんの記念?面倒臭いとみんな言うが、結局撮ってくれるみたいで、みんなが並ぶ。
ここにいるみんなとはこれが最後だ。
大切なみんなが幸せな未来を願ってる。
てか、私が幸せにする。
これでみんなは幸せになってるよね。
欠伸をする万次郎と、反対側の隣にいる千冬の腕を掴んで、ニッと笑った。
カメラをセットしたタケミチくんは間に合わずに、横向きで変な格好になった。