第5章 revenge3.5
黒龍の乾青宗と九井一が、みんなの前に立つ。
どうしてあいつらがここに・・・?
2人は、11代目として黒龍を継ぎ、万次郎と話し合って、東卍の傘下に降ると話した。
そして万次郎が、2人が壱番隊、タケミチくんの下につくと言った。
「黒龍がオレの下につく・・・?なんで・・・それは一体、誰の判断なんすか!?」
「東卍に降るなら、オマエの下につきたい・・・それが、こいつらの意志だ。」
タケミチくんの問いに万次郎が答える。
2人の意志?
何を考えてるの?
膝を震わせながら、2人を見る。
するとイヌピーと目が合って、オマエの下でもいいけどなと言った。
意味がわからなく、へ?と間抜けな声を出した。
万次郎に聞こえたのか、私たちをチラッと見た。
2人が下に下りて、タケミチくんと話しをしていると、みんながザワめき出す。
ムリもない、黒龍が傘下に降って、タケミチくんの下がいいと言ったのだから。
ドラケンさんが静かにと声を荒らげる。
そして万次郎が前に出て行き、最後に話したいのはオレだと言った。
彼が稀咲の名を呼んだ。
稀咲が返事をすると、彼が言葉を発する。
「オマエをクビにする。」
っ!?
稀咲を・・・?
千冬から稀咲の裏切りを聞いたと言っていたが、まさか・・・こんな判断をするなんて・・・。
でも稀咲が簡単にはいと言うはずない。
稀咲が冗談だろ?と言うが彼はクビだとはっきり言う。
半間が出て来て、稀咲がクビならオレも抜ける、元愛美愛主50人と元芭流覇羅300人が抜けて、100人に萎んでしまうと、いいのか?と彼を煽る。
オマエなんかいらないよ、オマエにつく奴らもいらない。
構わない、東卍はデカくなりすぎたと彼が答える。
その言葉に稀咲がそれが東卍の目的だろ?と焦る。
彼は聖夜決戦で稀咲がやったことを、全部話した。
「東卍をでかくする為、お前の汚ねぇやり口まで、目を瞑ってきた。それももう終わりだ。」
「オイオイ、なら・・・三浦星那を連れて行くぜ?」
半間が私を見た。
それを聞いた瞬間、千冬、イヌピー、三ツ谷さん、八戒くんが私の前に出て、半間を睨んだ。