第5章 revenge3.5
数日が経ち、今日は集会がある。
バブの排気音が聞こえ、家を出ると、バブに跨った彼の後ろに乗る。
神社に着き、まだみんな集まってないので階段の隅に座ると、寒いと言って、後ろから抱き着かれた。
集まってないと言ってもちらほらいるのだが・・・。
あ、ドラケンさんだ。
下の長い階段から、登って来たドラケンさんの姿が目に入る。
呆れた顔して、真っ直ぐこっちに来るんだが・・・。
「オマエら・・・まじムカつくな。」
「エマちゃん、いないもんね。」
本当に人を殺しそうな顔で、殺すぞと言われて、苦笑いを零す。
「あはは・・・ひゃっ!?・・・ちょっと!?」
いきなり胸を掴まれて、驚いて声をあげた。
ドラケンさんは目を離して、知らないフリ。
人前でなんてことすんの!?
止める私の声を無視して、彼はモミモミと揉み続ける。
マントの上からだったのに、スっと手を滑り込ませて、マントの下から揉まれ始めた。
万次郎って、なんていうか・・・いちゃいちゃする時とか、胸触るよね。
いくら離そうとしてもビクともしないので、諦めて、出来るだけその手を隠して座る。
「ねぇ、稀咲のこと、聞いた?」
「うん。」
「どうするの?」
返事がなくなってしまった。
稀咲って、なんでヒナやタケミチくん、万次郎に執着してるんだろ。
そういえば、いつだったか忘れたけど、ヒナが稀咲の話してた気がする。
小学生の時、塾にすごく頭が良い男の子がいるって。
その子が稀咲で、仲がよかったって言ってたような・・・。
もしかして、稀咲って・・・っ!?
胸を触っていた彼の指が敏感なとこに触れて、身体が反応してしまった。
「乳首にあたっちゃった?・・・もっと触っていい?」
「だ、ダメっ!!」
万次郎って、人前でもなんにも気にしないで、こんなことしてくるから、こっちは恥ずかしくて堪らない。
また私の言葉を無視して、服の上から乳首を摘む。
だから、ブラあるのに、なんでわかんの?
まさか、位置覚えてんの?
軽く声を漏らしてしまって、身体も少し反応する。
やばい、誰か止めて・・・。
タケミチくんと目が合い、目で助けを求めるが、反らされた。
立たせられて、茂みに連れて行かれた。