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腐った人生をもう一度【東リべ:マイキー】裏

第5章 revenge3.5


エマちゃんがいなくなると、私の肩に掛かったパーカーを取り、後ろに回る。

そして、カチャと音がして、腕が解放された。


「赤くなっちった・・・ごめん。」


後ろに膝を付いたままの彼の胸に倒れて、顔を見上げ、手を彼の頬に付けた。


誘導するように手を動かし、キスをする。


ふふっと笑って、彼の胸にまた身体を預ける。


「なんだよ・・・嫌がってたから、怒ってると思ったのに。」


肩を押したので離れると立ち上がって、ソファーにあるブラを持って、目の前に肩紐を持って待ち構えた。

それにスっと腕を通すと、後ろに回り、ホックを付けてくれる。

彼がいつも着ている白いシャツを持ってきて、それを着せられると、さっきのパーカーを羽織らせられた。


エマんとこ行くかと言われて立ち上がろうとすると、腰がズキッとした。


「万次郎、私が寝てからどのくらいしたの・・・。」


「あ、えっーと・・・1時間?いや、2時間・・・?」


だからか・・・こんなに腰が痛いのは・・・。


「しゃがんで。」


「え?」


「いいから。」


彼をしゃがませて、背中に乗る。


なに?と聞かれるが、万次郎のせいだからと言って、おんぶをさせる。


そのまま部屋を出て母屋の方に行き、エマちゃんの部屋に行く。


扉を開けると、万次郎はドラケンさんに怒られた。


「悪ぃ悪ぃ。ほら、これ返す。」


そう言って、私を下ろし、手錠を手渡した。


彼の背中の服にしがみついて、ゆっくりと腰を下ろす。


「星那、どうしたの?」


なんて返せばいいかわからず言い淀むと、万次郎がはっきりと答えてしまう。


「星那が気ぃ失った後も腰振ってた・・・いってぇっ!?」


脇腹を抓ると、彼は痛みに飛び上がった。


コノヤロっと言って頭を抱え込まれる。

腰、腰!と言うと、素直に離してくれた。


その後はみんな適当に過ごして、お餅を食べたりした。


そして、彼に送ってもらって家に帰ると、泊まる連絡をしてなかったので、母にめちゃくちゃ怒られた。


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