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腐った人生をもう一度【東リべ:マイキー】裏

第4章 revenge3


みんなが一度黙ると、稀咲が話し始めた。


「決行の場所は渋谷にある宇田川キリスト教会。」


大寿は人のいない深夜に礼拝に行く、八戒くんが大寿を襲うならここしかない。

私たちは礼拝堂の外で、大寿を待ち構える。


「八戒は先に教会の中にいるはず、タケミっちが説得しろ!」


八戒くんを止めるには、仲がいいタケミチくんが最適だ。


お会計をして、外に出ながら話す。


「そして、八戒と大寿が鉢合わす前に、外でオレら3人が大寿を叩く!」


「ちょっと待って、3人ってどういうこと?4人いるけど?」


「オマエもやんのか?」


「当たり前じゃん!なんの為にここにいるの。」


稀咲の奴、私を頭数に入れてなかった。


千冬は何があったか知らないけど、その鬱憤を明日全部、ぶつけてやれとタケミチくんの肩を抱いた。


そして私も肩を抱かれる。


「半間さん、離してください。」


「オレが送って行ってやるぞぉ、オヒメサマ。」


きもっ・・・名前だったのに、オヒメサマになってる・・・きも。


千冬はタケミチくん送って行くだろうしな。

半間は絶対ムリ。

1人で帰っても、全然いいんだけど・・・寒いし、遅いし・・・。


もしかして、バイクな訳ないよね?雪降ってるし。


後ろ乗れと指で差される。

まじかぁ・・・。


「稀咲・・・。」


いない!?

周りを見渡したが、姿が見当たらない。

半間よりかは、稀咲の方がマシかと思ったのに・・・。


じゃあなと千冬がタケミチくんと去って行く。

その後ろ姿を睨み付けた。


万次郎を呼ぼうかとも思ったが、雪降ってるからやめた。


早くと腕を引かれて、無理矢理後ろに乗せられた。


「変なことしたら、殺しますから。」


とりあえず釘を刺して、あまりくっつかないように、半間の服の裾を掴む。


「ちゃんと掴まんねぇと、落ちるぞぉ?」


もう少しだけ前を持って、胸が付かないようにする。


そうすると、半間は走り出した。


さすがに雪の日は怖い。


万次郎に会いたいよー、半間やだよー・・・と思いながら、流れていく街並みを眺めていると、半間に手を掴まれて、ボッーとしてっと落ちるぞと言われた。


家が近くなり、公園で降ろしてもらった。

家は教えたくない。


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