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腐った人生をもう一度【東リべ:マイキー】裏

第4章 revenge3


イブの午後、私は、タケミチくんと会う約束をした。

待ち合わせ場所は、海下公園。


待ち合わせ時間の10分前に着いたけど、タケミチくんはいた。


「ごめん!待たせちゃったね。」


「いや、全然。オレが早く来過ぎただけだから。」


タケミチくんはこれからここでヒナと会うから、簡単に今までのことを説明すると言った。


稀咲、半間、千冬と4人で行動していると言う。


まさか、あの2人とね・・・。


クリスマスの夜が、決戦。


この後、稀咲たちと会う約束してるから、先に行って欲しいと言った。


「オレ、ヒナと別れる。」


「へ?」


タケミチくんは、唇を噛み締めて、ずっと遠くを眺めている。


「ヒナのお父さんに、ヒナを危ない目に遭わせない為に、別れてくれと言われた。」


そっか・・・タケミチくんは、ヒナのこと大好きだもんね。

でも・・・。


「ヒナはそれで幸せになれるのかな・・・?」


タケミチくんは私の言葉に、俯いた。


「ごめん、2人のことだし・・・私が口出し出来ることじゃないよね。」


そう言うが、私は2人が別れることに賛成出来ない。


私の時は、千冬とタケミチくんが助けてくれた。


「それでも・・・2人が幸せになる未来は、あると思うよ。」


あまり強くは言えない。

タケミチくんは覚悟を決めて来たんだ。

結局、最後に決めるのは、本人たちだから。


ヒナも来る時間になったから、先に行ってるねと別れた。


イルミネーションに照らされた街中に来ると、千冬たちを見付けて駆け寄る。


「星那、なんで?」


「タケミチくんが教えてくれた。私も一緒にやる。」


千冬にそう伝えると、稀咲と半間は私を、訝しげに見つめる。


雪が降っていて、すごく寒い。


クリスマスの夜か・・・今日も明日も、万次郎に会えないんだね。


「三浦ちゃーん、タケミっち、まだ?」


「まだ来れないと思います。」


とりあえず半間は歳上だし、一応東卍メンバーだから、敬語を使っておく。


先にご飯を食べるということで、店に入った。


あぁ、天国だー。

外、めちゃくちゃ寒かったから、すごく暖かい。


ご飯を食べて、タケミチくんを待った。


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