第4章 revenge3
荒い呼吸を余計荒らげて、鼻でフッーフッーと息をすると、ゆっくりと唇を離してくれる。
「もう、オレもムリだわ・・・。」
そう言うと、上体を起こし、グンッグンッと奥にねじ込むように、腰を掴んで激しく突く。
「うっ、あっ・・・むりっ、むりぃ・・・んあっ・・・。」
何度も奥に押し込んで、速い抽挿を繰り返した。
パンッパンッと音が鳴って、愛液がお腹に飛び散ろうが、ギリギリまで引き抜き、奥まで一気に押し込んでくる。
「あっ、あっ、ああんっ!!・・・だめっ、イくイくっ・・・イっちゃうぅぅっ!!!」
「っ、うっ・・・くっ!」
最後にズンっと奥に突いて、ピクピクと腰を震わせた。
薄い膜越しに温かいものがピュッ、ピュッと放たれる。
だらんと身体の力が抜けて、腰だけがピクピクと動いて、浅い呼吸を繰り返した。
彼は射精が終わると、ゆっくりと引き抜いた。
ゴムを取って結ぶと、ティッシュに包んでゴミ箱に放り込んだ。
「もっかい、しよ?」
「ごめん・・・もうムリ・・・。」
なんでそんな、体力残ってるの・・・。
彼は微笑んで、後処理を始めた。
私の身体をキレイにすると、布団を被せてくれる。
しゃがんでベッドの端に腕を付くと、その上に顎を乗せて、頭を撫でてくれた。
「悪ぃ、激しくし過ぎた。」
「気持ち、よかった・・・。」
「声、枯れちまったな。」
喉から出る声が掠れていて、少し喉が痛い。
今まで、こんな気持ちいいの知らなかった。
タイムリープ出来るようになる前は、ただ痛いだけの行為しかされたことがなかった。
全部、貴方が教えてくれた・・・セックスは気持ちいいものだって・・・。
心配そうに見つめる彼に、大丈夫だよと微笑む。
頭を撫でていた手は、私の指を絡め取って握り、手の甲にキスをした。
その時、コンコンとドアを叩く音が聞こえた。
「マイキー、ちょっといいか?」
この声、三ツ谷さんだ。
万次郎は、肩が隠れるまで布団を掛け直し、おうと返す。
いや、おうじゃないよ・・・万次郎だって服着てないじゃん。
三ツ谷さんがドアを開けて中に入ってきた。
「っ!?・・・何が、おう、だよ・・・めちゃくちゃ、事後じゃねぇか。」
万次郎は服を着始めた。