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腐った人生をもう一度【東リべ:マイキー】裏

第4章 revenge3


八戒くんが大寿を殺して黒龍を乗っ取り、東卍に合流する。


タケミチくんの話を聞き、しなきゃいけないことは、なんとなくわかった。


黒龍を潰さなきゃ・・・。


「タケミチくん、私たちが黒龍にやられたのは、万次郎には言わないでね?」


「え?なんで?」


「東卍が黒龍とヤり合って、黒龍のメンバーが東卍に入るのを阻止しなきゃ。」


とりあえず私たちは、黒龍を調べようと話し、別れた。


万次郎には当分、会えないなぁ・・・。

この怪我見たら、絶対、話すまで問い詰めてくる。


家までの道を、まだフラフラする頭を抱えながら歩いた。


足元が覚束ない為、ゆっくり歩いていると、目の前に知らない女の子が立ち塞がった。


「あんた、佐野くんに付き纏ってる女でしょ。」


意味がわからず、口を開けてポカンとする。


「私が佐野くんの彼女だから。」


「え?・・・えっと、私も彼女です・・・?」


訳がわからず、頭の中は真っ白だ。


「ただの妄想でしょ。それか、遊ばれてるだけ。私が本命だから。」


未来では私が万次郎の近くにいた、こんな娘はいなかったはず・・・。

それとも、違う場所にいたの・・・?

いやでも、万次郎は私を愛してると言った、私しかいらないと言った。

この娘の言ってることは、嘘?

でも、嘘のようにも感じないし・・・ダメだ、頭が混乱してる。


「佐野くんから離れろ、本命の私が言ってんの!」


相当怒ってる・・・私は、浮気相手なのだろうか・・・。


「遊ばれてるだけなんだから、早く佐野くんと別れろ!!一生、佐野くんの前に現れるな!!」


その顔じゃ会えないと思うけどと言って、嘲笑いながらいなくなった。


なんだったの?

あの娘の言ってることは、本当なの?


彼は遊んでたと言ってた・・・本当なのかもしれない。


あの娘は私を牽制するように、こう言ってた。


佐野くんとのえっち、気持ちいいでしょ、佐野くん上手いから。遊び相手にはしてる時キスしないけど、私にはしてくれた。佐野くんのあそこの毛のところにホクロあるの知ってる?


いても立ってもいられなくて、私は家とは反対方向に走った。


確かめなきゃ・・・じゃなきゃ、あの人を愛した20年間が壊れてしまう。


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