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腐った人生をもう一度【東リべ:マイキー】裏

第4章 revenge3


柚葉さんが、兄貴が帰ってきてると言った時、背中にBDと書かれた白い特攻服を着た男たちが現れた。


この人たち、誰・・・?

兄貴って・・・?


八戒くんが帰ってくれと言う。


そんなにやばいのだろうか。


その時、蛇のような目をした男が現れた。


「これはこれは、若じゃねぇかよ!!」


八戒くんがココと呟いた。


可愛い名前・・・。


ココという人が私たちに気付き、近くにいた人が、私たちを知っているらしい。


「あの2人見たことありますよ・・・東卍の壱番隊隊長、花垣と、総長側近、最強の姫です。」


それ、ちょっと嫌なんだけど・・・名前は知らないの?


「三浦星那ですっ!!」


あのあだ名であまり呼ばれたくないので、自分で名乗った。


「ウチのシマに東卍だぁ!?」


青筋を立てて、突然キレだした。


「ここら一帯は、オレら黒龍の縄張りだ。」


黒龍って・・・昔、東卍とヤり合ったチーム?


どうやら、私たちがここにいると、殺されてしまうらしい。


八戒くんが前に出て、止めようとしてくれる。


こいつらは、女にも容赦しないようで、私はヒナと柚葉さんの前に出た。


八戒くんが黒龍の人と話している、知り合いなのだろうか。


でも、八戒くんの言うことを聞き入れてくれないので、彼は男を殴り倒した。


「帰れよ、カス共。」


すごい、さすが弐番隊副隊長だ。


どうやら黒龍のボスは柴大寿という、八戒くんたちのお兄さんだそうだ。


「調子乗ってんじゃねぇぞ、てめぇ。ボス、ナメてんなら、オレが殺す。」


顔の左上に火傷の痕がある男が出てきて、八戒くんの首にナイフを構えた。


なにあいつ・・・ナイフとか、やばい奴じゃん。


止めに出ようとした時、柚葉さんがその男の首に、回し蹴りを食らわした。


「弟に手ぇ出すんじゃねぇよ!」


八戒くんだけじゃなく、柚葉さんも強いのか・・・。


蹴られた男はすぐに立ち上がり、全員殺すと言って、ナイフを構え直す。


柚葉さんが私たちに逃げろと言った、その時、背中に気配を感じて振り向くと、男がすごい勢いで向かって来ていた。


咄嗟に、タケミチくんとヒナを庇い、前に出た。


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