第3章 revenge2.5
彼と寄り添って眠り、朝起きたら彼は、ドラケンさんと用事があるからと、帰ってしまった。
お昼を食べてリビングでまったりしていると、携帯が鳴り、これから現代に戻るということだった。
少しするとドクンとなり、目を開けると、真っ白な天井が目に入る。
キョロキョロと見渡すと、ベッドに横になっていることがわかり、シンプルなネグリジェのようなものを着ている。
近くの棚の上には、水が入ったペットボトルと空のコップ、何かのカプセル錠に、何かの小瓶が置いてあった。
ここ、何処・・・?
ドアがあるのが確認出来たので、起き上がって立ち上がろうとすると、ドアが開いた。
入ってきたのは、小柄な男の人・・・もしかして、万次郎?
「万次郎・・・?」
「星那・・・。」
あの笑顔はなく、ただただ、無表情で真っ黒な目をしていた。
彼は棚に近付き、コップに水を入れて、小瓶を開けると蓋がスポイトのようになっており、その中から数滴、水に垂らした。
そして、あのカプセル錠を持ち、拒む私の口に無理矢理、詰め込み、小瓶の中の液体が入った水を飲ませようとするが、それを必死に拒む。
何かはわからないが、やばいものだというのはわかる。
「いつも嫌がらねぇのに、どうした?」
「え?」
「これねぇと、オマエ、イけねぇじゃん。」
どういうこと?
イけない・・・?
だっていつも、万次郎に触られるとすぐイっちゃうのに・・・。
私の動きが止まった隙に、コップの中身を流し込まられ、口と鼻を押さえられる。
「飲め。飲んだら、手ぇ離す。」
それでも飲まないでいると、首筋を食べられてしまうんじゃないかという程の強さで噛まれ、痛みと驚きで、飲んでしまった。
それに気付き、彼はすぐに手を離してくれた為、一気に空気を吸い込んで、肺を新鮮な空気で満たす。
彼の口の端に血が付いている。
噛まれたところから、液体が流れる感触がして、それだと気付いた。
「あはははっ!!ねぇ万次郎、早く挿れてぇ!」
身体が熱くなって下半身が疼き、テンションが上がってしまい、何もかもが可笑しく感じる。
その感覚が、とても気持ちよくて・・・でも、自分が自分じゃないみたいで、気持ち悪い。