第3章 revenge2.5
ナカを探るように、指をゆっくりと動かして、何かを探してるようだ。
「ふぅっ・・・ふ、んっ・・・。」
彼は何かに気付いたように身体を起こして、指を抜き、両膝を持って広げた。
「な、に・・・ひっ、いっ!?」
彼は先程痛みを感じたところに、指先を付けてぐっと押した。
私の反応を見て、もう一度、秘部をジッと見つめる。
もしかして、バレた・・・?
「なぁ、これって、切れてるよな?治ってなかったのか?」
「だ、大丈夫!大丈夫だからっ・・・!」
最後までちゃんとしたくて・・・彼の指を掴んでナカに入れようとした。
彼は静かにその手を掴み返してお腹の上に押さえ、顔を股に埋めた。
「やっ・・・したいっ!万次郎の欲しいっ・・・!!」
その声を無視して、陰核をペロペロと舐め続ける。
嫌なのに・・・今はそんなことして欲しくないのに・・・素直に身体が感じてしまう。
吸ったり、口内でコロコロと転がしたり・・・私を悦ばせる。
ぢゅるぢゅると溢れてくる愛液を吸い上げて、また舌先を尖らせて、ペロペロと舐める。
「あ、やっ、だめ・・・ん、あああん!!」
溢れてくる愛液を全てキレイに舐め上げて、顔を上げた。
手の甲で口の端を拭いた。
彼は立ち上がって、ティッシュを手に持ち、私の陰部をキレイに拭く。
ティッシュを捨てると、私に服を着させて、自分も服を着た。
「万次郎・・・私、大丈夫・・・。」
「ムリ、させたくねぇからさ。切れたのだって、オレのせいだし・・・。」
「じゃあ・・・せめて、万次郎を楽にしたい。」
彼の中心は、まだ熱が治まっていない。
「いいから・・・オレは、オマエといられるだけで、幸せ・・・。」
ちゅっと目の横にキスをされる。
身体を離すと、指を絡ませて、ぎゅっと握った。
手を繋いでいない方の腕で彼の腕に絡めて、肩におでこを置くと、頭を優しく撫でて、キスをしてくれる。
もっともっと、この好きが伝わって欲しい・・・20年分の私の想いを全部、彼に伝えたい。
狂おしい程、貴方を愛し・・・貴方を救えなかったと悔やんで、命を捨てようとした私がここにいるの。
そしたら、こんな傷の痛みなんて、どうってことないことなんて、すぐにわかるでしょ?