第3章 revenge2.5
抱き締め返しちゃったけど、さすがに恥ずかしい・・・。
こんなカフェのど真ん中で・・・。
「マイキーさん、ごめん・・・やっぱり離れて・・・。」
「やっぱ、もう・・・オレのこと、嫌い?」
「違うよ、恥ずかしいから・・・。」
そう言うと、彼はちょっと拗ねたように離れた。
彼はエマちゃんに、タケミチくんたちといるよう言って、私の手を引いて、カフェから出ようとする。
そういえば、今日エマちゃん、誕生日って・・・。
「エマちゃん、ごめん!今日、誕生日って知らなくてっ!今度埋め合わせする!!」
「気にしなくていいよー。」
笑顔で手を振ってくれた。
彼はそのまま真っ直ぐ私を、自分の家に連れて帰る。
彼の部屋である倉庫に入り、手を引かれてベッドに転がされた。
私に覆いかぶさり、服の中に侵入する冷たい手。
「まっ、待って、マイキーさん!!」
彼は動きを止めて、今にも泣きそうな顔で私を見下ろした。
「オレは、兄貴と場地を殺した、一虎を許したっ・・・でも、場地を失った悲しみだけはっ、なくならねぇっ・・・!!」
「っ!?・・・そうだよね。」
目に溜まった涙が、私の頬に落ちた。
彼の頬に手を添えて、泣くのを我慢して、彼の目を見つめる。
彼の瞳が涙で光っている。
堪えきれないように涙を溢れさせて、キスを落としてくる。
ちゅっと触れるだけの優しいキスではなく、何度も角度を変えて歯をぶつけながら、貪るように私の舌に吸い付く。
なんて、乱暴なキス・・・。
「っ!」
下唇をガリっと噛んで、離れていく唇。
血が流れて口の中に入り、鉄の味を広げていく。
歯で切れたのか、舌がヒリヒリする。
すごく、不安定な心を私にぶつけてくる。
私のズボンとショーツを一気に取り去って、自分もズボンとパンツを下げて、下半身を露出した。
膝裏を掴んで持ち上げられ、彼はさらけ出された私の秘部をぼーっと凝視する。
私は、はっとあることに気付き、必死に彼を止めた。
「だっ、ダメ!!私、初めてだし・・・全然濡れてないっ!・・・それに避妊具だってつけてないじゃん!!・・・やっ、だぁっ!!」
彼は私の声を無視して、前戯も何もなしに、一気に突っ込んできた。