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腐った人生をもう一度【東リべ:マイキー】裏

第2章 revenge2


殴って殴られて、向かってくる敵を殴り倒す。


拳を躱そうとしたその時、顔にあたることはなかったが、フードを掠っていった。


「女っ!?」


「だからなに?」


後ろ向きの体制から片足を上げて、回し蹴りをフードを取った奴の顔にくらわせた。


倒れたのを視界の端で確認して、辺りを見渡した。


「やばい、どうしよう・・・。」


東卍のみんなが倒れていて、もりムリだと嘆いていた。

ムリもない、芭流覇羅は東卍の倍の人数で世代も2つ上で体格差がある。

渡り合えるのは、幹部の人たちしかいなかった。


倒れた東卍のメンバーに殴りかかろうとする奴の顔面に、蹴りを入れる。


「大丈夫ですか!?」


「ムリだ、相手が強過ぎる・・・。」


どうしたらいい?

みんなの気持ちが相手に負けてる。


その時、うぉらあああと雄叫びが聞こえてきた。


タケミチくんが腕を回し、無我夢中に走っている。


「かかってこいや、てめぇら!!!」


「タケミチくん!!」


涙を流しながら、弱い君が立ち向かっている。


フラフラと立ち止まった。


「ぜってー倒りぇねーじょ、この抗争はオレが終わりゃすんだよ・・・オレが全員、ぶっ飛ばす!!!」


言い終わると、フラっと倒れそうになったところを、三ツ谷さんが支えた。


「そうだ!!オマエら女の私にヤらてんじゃん!!みんなは男だからもっと強ぇぞ!!!」


近くにいた芭流覇羅メンバーを殴り倒しながら、タケミチくんに便乗するように叫んだ。


みんなが自分を叱咤しながら、立ち上がる。


「こいつらを守る必要なんてなかったな。攻めあるのみ。」


ドラケンさんが構え直した。


ドラケンさんがタケミチくんに目が覚めたと言うが、タケミチくんは何のことかわかっていない。

君は今、すごいことをやってのけたんだよ。


「っ!?すごい・・・。」


ドラケンさんは一瞬で10人を倒し、戦況を変えた。

これが東京卍會の副総長、彼が最も信頼する人。


ドラケンさんは半間と対峙し、殴り飛ばす。

考えられない程のパワーで、半間は何メートルも吹っ飛んでいった。


はっ!?マイキーさんは!?


急いで周りをキョロキョロと見渡し、探した。


やばい、見失ってしまった。

離れるなって言われたのにっ・・・!!


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