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堕ちて【R18】

第4章 堕ちる


「っ…なにするの…!」

「あんた達だってこの間まで同じようなことしてたじゃないw」

「そうそう。須藤と一緒に笑ってたくせにー」

「っ…!」


萌と唯は次第にクラスからいじめられるようになった


私が教室へ入ると1人の女生徒が私の元へやって来ると

「ねぇ宮野さん。この2人に今までされたことやり返したら?」

「そうだよ!今まで散々やられたんでしょ?ほら!」

私を囲んで2人に仕返しをしろと言う女生徒たち
2人は私に怯えている様子だった


「悪いけど、茉莉花たちと同じことしたくないから」

「え…」

「でも分かったんじゃない?いじめられるって辛いことだって。2人がいじめるつもりなくてもね受ける側はどれだけ苦しいか。まぁでも、この人たちがまだ殴ったり蹴ったりしないだけマシなんじゃない?」

そう言うと女生徒たちは信じられないと口にして2人を睨んでいた
周りの生徒達もコソコソと話している
2人は顔面蒼白し、手が震えていた


「あの日、こんな風になるなんておもわなかったでしょ。かえでが病院へ運ばれた日からずっと憎んできた。自分が犠牲になってでも必ずあんた達を地獄に落とすって。いじめた側ってすぐに忘れちゃうし逃げちゃうし…ね?二度と忘れられないようなったでしょ?」


「っ…!」


「それだけ大きい罪なんだって。学校で起こったことだろうが、未成年だろうが、親がどんなに偉いだろうが…いじめられた側はいつだって覚えてる。だからいじめた奴も忘れないようにしてあげないと。…二度と調子に乗らないで」


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