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あたらよ【東リベ/短編集/裏有】

第1章 『 camel 』✱佐野万次郎/裏有/大人/軽くドラエマ


「ん、ちゅ···っ」
リップ音と共に、名前の理性は完全に切れた。
(もっと欲しい)

自ら唇を求め首に手を回す。
口内が交わり続けても、万次郎の手は休まない。
名前が身にまとっていたタイトスカートは簡単に捲られ役目を為していなかった。
下着の上から割目をなぞられ、体は快感を求めて高ぶり蜜が溢れてくる。
愛撫が必要ないほど濡れていた名前に少し角張った細長い男の指がズズズと埋められていく。
くちゅくちゅと名前の中を掻き回しながら万次郎は笑った。

「オマエ、名前は?」
「ぁっ···!…あっ、ぁ···っ苗字っ···名前···!」

体の中を執拗に愛撫され、苛められ、弄ばれ、
名前は艶やかな女の声を抑えることが出来ず普段の自分が発している声とは明らかに違う声を自覚し、また興奮が重なる

「名前、2本じゃ足りねえって顔してんのエロすぎ」
「ぁっ、だって···キミが、散々焦らす、から···っ」

瞳を麗せ、不機嫌そうに訴える名前を横目に余裕そうに余計ヌルヌルと焦らし続ける万次郎。

「ねぇ、オレが欲しい?」
ずいっと顔を近づけ真っ直ぐ見つめられる。

「ん、ぁ、···っほし···ほしい」
「じゃあオレの事名前で呼んで」
「ぁっ···万次郎」
「もう一回」
「んっ、万次郎···っ!!」
「ん」

ニッコリと笑った万次郎は指を引き抜き、はやくとせがむ名前の愛液に塗れた陰部を一気に貫いた。

「あ、あ、あっ···!ぁっ、んっ···!」
「っは···」

生々しく肌がぶつかり合う音と、ギシギシとソファの軋む音が喫煙ルームに響き渡る。

「あっ···まん、じろー···っそこ、あっだめ、っ!」
「んー?」
とぼけた様子で一層弱い部分を突き上げられる

「っ、んな···あっあぁん!」
「その目唆る」
「やっ、あっ、···あっ、あっぁ···っ」
「名前たまんねー···っ」

だめだと言ったのにと睨み訴えるも虚しく尚更万次郎を欲情させた。
切なげに息を漏らしこれはオレのだと言わんばかりに何度目になるか分からないほど首筋を甘噛みされ、快感が押し寄せて止まらない
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