第3章 PRAY 3
松「ドンペリ〜もってこい〜」
松平のおじさんが独特の喋り方で
店長に言った。
するとすぐにたくさんのドンペリが運ばれてきた。
私は他のキャバ嬢の見よう見まねで
松平のおじさんにお酌した。
女1「土方さんったら相変わらずかっこいいんですわね」
土「いや、いや」
私の右にいる土方はキャバ嬢にかっこいいと言い寄られていた。
……まあ、かっこ悪いことはないけど…
凛々しいっちゃ凛々しいよね。
沖「おい、そこの女ァ俺にも酒いれてくだせェ」
沖田が私の方を見てそう言った。
おい、この男未成年じゃないの?
いや私も未成年だけどもさ、
私は職業柄しょうがないけどもさ。
沖「おい聞いてんのかよ、そこのアマ」
『……えぇ、聞いていますとも』
ブチギレたくなる衝動を抑えて
私は沖田にお酌した。