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鬼姫
第3章 PRAY 3
『はい』
「…あら? どちらさん?」
戸を開けると髪を上げた綺麗な女性が立っていた。
どちらさん?って
こっちこそどちらさん?って感じなんだけど…
「銀さんたちはお仕事かしら?」
『そうみたいですけど…』
「…あなたは?」
『昨日からここに住むことになったです』
「あら、そうなの?
私は志村妙。 新ちゃんの姉よ。よろしく」
新ちゃん…?
あぁ、新八のことかな。
『よろしく。』
私と妙さんは握手した。
見るからに私より年上だから
妙さんって呼ぶことにした。
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