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鬼姫
第1章 PRAY 1
男が私の肩を持って路地裏に連れてった。
というか引きずられたってゆー感じだった。
『……うぅ…』
吐きそうで…吐けない。
この感じ腹立つ。
「大丈夫かよ、おい」
その男は私の背中を優しくさすってくれた。
『やっぱ吐けない…』
「結局かよ‼︎」
私はそのままその路地裏に座り込んだ。
男はん?と言う顔をして私を見つめる。
『もう、今日はこのままここれ一夜過ごすから〜』
「こんなとこ汚ぇし危ねぇだろ」
『らいじょうぶ〜………スースー』
私の記憶はそこで途切れた。
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