第4章 PRAY 4
『…銀時ありがとうね』
銀「…あ?何が」
銀時は照れたようにそっぽを向いた。
銀時は本当に優しいなー。
銀「お前それで笑ってたらもっと良いのに」
銀時のその呟きに私は何も言い返さなかった。
心配させてごめんね。
たくさん迷惑かけてごめんね。
『私さっき晋助に会ったの』
銀「⁉︎」
私の言葉に銀時はすごく驚いて私の顔を見た。
『一緒に来ないかって、言われちゃった』
銀「おま……それでどーすんだよ⁉︎」
『んー、どーしよっかな』
銀「お前…あいつなんかといたら…」
『お前は銀時たちとは違う。俺と同じだろ?って言われちゃったよ…』
銀「………」
『私は、護るために戦うんじゃなくて
壊すために戦ってるって…』
銀「……んだよそれ…」
『私もさ、晋助に言われて気づいちゃったんだよね』
私はまた歩き出した。
銀時も私の後ろからゆっくりとした足取りで万事屋に向かう。