第44章 【第四十三訓】集え、バベルの勇者達!!の話
万事屋を訪れた東城は、話を聞いてくだされと○○にしつこく食い下がった。
銀時は折れ、東城を万事屋の応接室へと通した。
聞かされたのは九兵衛に関する危機的状況。
九兵衛が自身の体にメスを入れ、下半身に汚れたバベルの塔を建設しようとしているという。
――合コンをひらく。
銀時が提案したのは、合コンを開き、九兵衛を男に惚れされて女として自覚させようというもの。
銀時と神楽は男達を集めに街へ出て、○○と新八の二人は九兵衛を合コンへ連れて行くという使命を担ってここへ来ている。
「合コンっていっても、そんないやらしいもんじゃないんで」
新八はどうにか九兵衛を合コンに参加させようと必死に言いくるめようと孤軍奮闘する。
○○が心ここにあらずの今、自分が使命を果たすしかない。
「合コンって合同稽古のようなものか」
九兵衛は全く見当違いのものを想像していた。
「いけません! いけませんよ!」
そこへ突然、近藤が乱入。
彼は盆に五人分の茶を用意していた。
「どこの家政婦だァァァ!!」
「ゴリラァァァ!!」
いつも通りのストーカー行為にキレ、妙は近藤を蹴り飛ばす。
それに便乗し、○○も近藤を蹴り飛ばす。
銀時に対する鬱憤を晴らすため。
「どう? 九ちゃん、いってみる?」
天井に突き刺さった近藤を無視し、彼等は話を進めた。