第2章 *ゴーストマリッジ*
だが、4人のチームワークに些かの不安が残るオルトは、ユウの元へとフワフワ近づき勢い良く頭を下げた
オルト『お願いユウさん。4人が揉めないように、着いていってあげて!』
ユウ『え"っ!..う~ん、まぁいいよ。確かにあの4人だと心配ではあったし』
オルト『ありがとう!ユウさんならきっとそう言ってくれるって信じてたよ』
ユウ『はここに、』
『私も行く』
『『『えっ!!??』』』
ユウ『ど、どうして?ここにはカリム先輩もオルトくんもクソカr..学園長もいるし、1人じゃないよ?それに、きっと向こうは危ないだろうし』
学園長『今、クソカラスと言いかけませんでしたか?』
ユウ『ここに残ってた方が..』
学園長『無視ですかぁ!?』
『..私もみんなを助けたい。もし戦うことになったら、逆にユウを守れる。それに..少し気になること、あるから..』
ユウ『気になること?』
『ん』
リドル『だが、花婿に扮していけないがどうやって便乗するんだい?』
『結婚式をお祝いに来たお客さん、みたいな?』
リドル『なるほど、参列者というわけか。まぁ、それなら問題ないかもしれない。寧ろ祝いに来ている言えば向こうも悪い気はしないだろう』
エース『それに、何かあってもオレらが守りゃあ良いでしょ』
リドル『よし、なら第3陣はこの6人で乗り込もう』
ルーク『みんな花嫁の愛を得るために必死になっているんだね。なんて美しいことだろう!』
『...』
ルーク『お気に召さないかい?..安心したまえ。君の時はきっとこれぐらいの騒ぎじゃすまないだろうからね。勿論この私も..』
『私の、時?』
ルーク『ふふふ..』
意味深な笑みに首を傾げると、"いずれ分かるよ"とウインクと共に頭を撫でられた
学園長『結婚式までの残り時間を考えると、これがラストチャンス。次にオペレーション・プロポーズが失敗すれば..シュラウドくんの命はありません!』
『ん!』
学園長『はい、さんどうしました?』
『お着替えしないと..』
学園長『そうですね。花嫁は前の陣で正装でないと怒っていました』
ユウ『タキシード..ここは、サムさんに頼みましょう』