第5章 *LIB ナイトメア・ビフォア・クリスマス*
3度目の正直を見事実現させ、マレウスと同じチームになれたセベクを優しい眼差しで見送ると、は自分のチームへと戻っていく
自分が来るのを今かと待っているユウとレオナの元に走り寄ると、腕を目一杯広げて2人の間に飛び込んだ
『ユウ、レオさん!』
ユウ『わっとと..飛びついたら危ないよ。もう可愛いなぁ』
レオナ『たかが同じチームになっただけではしゃいでんじゃねぇよ』
ユウ『そう言いつつも、尻尾は素直にご機嫌みたいですよ?』
高く伸ばしユラユラ揺れるご機嫌尻尾にニヤニヤすると、あ?とドスの効いた声で睨みつけられた
町長『ユウくんとくんとスカリーくん。またよろしく頼むよ。あとグリムくんも』
グリム『オレ様をオマケみたいに呼ぶな!』
町長『それに君は..ええとレオナくんだったかな。頼りにしているよ』
レオナ『ふん。今回は前回よりもっとマシなメンバーみたいだな。何が良いって、オクタヴィネルの野郎がいないのがいい。面倒事が少なくてすむ』
アズール『レオナさん、そんなに寂しがらないでください。残念なのは同じ気持ちですよ』
ジェイド『僕とアズールはジャックさんと一緒ですね。ジャックさん、よろしくお願いします』
ジャック『ああ、よろしく!』
ゼロ『ワンワン!』
スカリー『ああ..ジャック様とついに離れ離れになってしまいました..行動を共にできぬことは非常に、この身を切り裂かれんばかりに残念ですが..
それもこれもハロウィンのためと思えばこそ!私情を捨てて、最高のハロウィンにするという務めを果たしてみせましょう..必ずや..!』
よほどジャックと違うチームになったのが堪えるのか、スカリーの目元には小さく光る涙が浮かんでいた
グリム『サングラスの奥がキラキラしてるんだゾ..もしかしてこいつ泣いてんのか!?』
レオナ『いちいち大袈裟な野郎だ』