第5章 *LIB ナイトメア・ビフォア・クリスマス*
一縷の望みをかけて問いかけるが、サリーは静かに首を横に振った
サリー『ツイステッドワンダーランド..さあ、知らないわ。期待に応えられなくてごめんなさい』
ジャック『いいんだよサリー。そんなこと気にしなくていいさ』
イデア『そんなこと!?今そんなことって言いましたよね!?』
リドル『本当に、手がかりだけでもいいんです。ミス・サリー、何か心当たりはありませんか。知っていそうな人や、ヒントになりそうな文献など、なんでもいいから教えていただきたいのです』
サリー『そうねえ、博士の文献に何か書いてあるかしら?それか町のどこかに扉があるのかも...』
ジャミル『文献?扉!?是非詳しく教えてください!』
ジャック『んん、んん。ちょっと待って。君たちの帰宅を手伝ってあげたいのは山々だが、あいにく僕らも忙しいんだ。なにせ、次のハロウィンまであと3日しかない』
スカリー『えっ!も、もうすぐこちらもハロウィンなのですか?』
ジャック『そうとも!でもまだ今年のハロウィンをどう盛り上げるかが決まっていないんだ。僕はもう、毎年同じことの繰り返しは嫌だと思っていてね..
今年はうんと盛り上がるハロウィンにしたあと、去年のハロウィンが終わってからずっと悩んでいたんだ』
グリム『一年間も悩んでたってことか?へー、そりゃ大変そうなんだゾ』
ジャック『そう!そこで
今年のハロウィンを、君たちと一緒に執り行いたい!』
グリム『は?』
ユウ『あー』
『え』
『『『はあ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!?』』』
ジャックのとんでも提案に全員の叫びが町中に響き渡る
ジャック『君たちは、ハロウィン・タウンじゃない場所から来たんだろう?僕の知らない、面白いことを知っていそうじゃないか。実に好奇心をそそられるね。今年をどんなハロウィンにすればいいか、君たちにアイデアを出してほしい。
無事にハロウィンが終わったら帰り方を探してあげるよ』
レオナ『おいジャック..いや、これだとウチの犬っころと混ざってなんかややこしいな..
おい、スケリントン。それは脅しか?』