第2章 *ゴーストマリッジ*
フロイド『変なの~。ゴマちゃん変なもんでも食った?』
セベク『まさか、落ちていた変なキノコでも!?』
ジェイド『彼女はグリムくんと違って拾い食いをしませんよ。あと、キノコを悪く言うのはやめていただけますか?』
トレイ『というよりかは、俺達にもう少し何か言いたいことがあったみたいだな』
ジャック『"行くな"って言いたかったのか?』
レオナ『大方そんなとこだろ。さっさと終わらせて構ってやればいい話だ』
ヴィル『だったら、一刻も早くこの作戦を成功させないと。あたしたちの可愛いお姫様は、どうやらご立腹みたいだから』
オペレーション・プロポーズ開始
花婿候補たちがゴーストたちが占拠する校舎へと足を踏み入れ、なんとか門番の説得に成功してイライザ姫の元へと進んだ
その様子を見守っていたユウたちは安堵の息をはいた
ユウ『ふぅ..とりあえず最初の関門はクリアしたね』
『ヴィルさん、いつもと違った』
エース『まさかの"僕"にはマジでビビったわ』
デュース『だが、しっかりと板についていた。さすが俳優もやってるシェーンハイト先輩だな』
エペル『あっ、今度は大食堂の映像に切り替わった』
ユウ『わぁ~..大食堂がえらいこっちゃ。盛大な結婚式会場に仕上がってるよ』
『...キレイ』
ユウ『確かにキレイだね。イデア先輩の命がかかってなかったら素直に感動できたんだけど』
『あれがお姫様?』
映像に真っ白なウエディングドレスを着たイライザ姫が、押し掛けてきた花婿候補たちを前に求婚の断りをいれていた
ユウ『まぁ、そりゃ断られるわな』
『あっ、でも..』
『『僕・俺の方が優れているに決まってる!!』』
エペル『ヴィルさん..』
『レオさんまでムキになってる』
ユウ『どんだけイデア先輩より下に見られたくないんだあの人たち』
リドル『あの二人だけ目的から外れているね』
エース『あっ、でもそのおかげで花嫁がテストしてくれるみたいっすよ』
エースの言うとおり、ヴィルたちの気概を買ったイライザ姫は花婿候補たちに、自分に相応しいかのテストをすると告げた