第4章 ＊グロリアスマスカレード＊

リドル『、僕と踊っていただけますか？』


『ん、勿論』


リドル『良かった。では僕がリードしてあげるから、君は安心して、』


『私、リドルさんが思ってるより踊れるよ？』


自分よりも先に手を取ってきたに、挑発めいた笑みを向けられて驚きと同時に彼女を無意識に侮っていたと申し訳ない気持ちが溢れる


リドル『！ふふ、そうだね。とても失礼な発言だった。許しておくれ』


『いーよ。あ、さっきデュースからリドルさんにダンス教えてもらったって聞いたよ』


リドル『ああ。これからの学園生活で踊ることもあるというのに全く出来ないと言うものだから、みっちり教え込んだよ』


『んふふ、だからリドルさん上手なんだね』




ーーーーーーーーーーーーーーーーー




ラギー『オレ、お上品なダンスとかぜーんぜん分かんないけど、特にダンスの種類も決まってないし、自由に踊りましょ』


『んっ、ふふ..ラギさんらしくて好き。私も自由に踊る』


ラギー『..他のみんなみたいにカッコよく誘えなくてごめん』


『いい。無理せずにラギさんがしたいようにしてくれたら、私はそれだけで嬉しい』


ラギー『君って子は..いい子ちゃんっすね』


『私は、こうやってラギさんと踊れるだけで嬉しいの』


ラギー『え、うわっとと、いきなり回らないで！ちょ..ちゃん！っ、あはははっ！』


『んふふ』





ーーーーーーーーーーーーーーーーー




アズール『僕と一曲、お願いできますか？』


『アズさんって、ダンスできる？』


アズール『..今日の貴女は些か意地悪ですね。なんですか、そのニヤニヤした顔は。さては..あの双子に何か吹き込まれたでしょう？』


『正解。こうやってからかうと面白いよって、二人に言われた』


アズール『あのウツボども..帰ったら締め上げてやる』


『アズさん、今はダンスに集中』


アズール『っと、すみません。貴女の前で不格好な真似はしたくありません。不慣れですが最後まで踊り切りますよ』