第1章 *ハッピービーンズデー*
これは、イベント"ハッピービーンズデー"夢主視点のお話になります。
本当はイベントもフルで書きたかったんですが、なにぶん長い+イベントがそもそもキャラたちがメインなのでユウや夢主の出番がないということなので、個人的に書きたい所だけ書きました
なので、この小説のイベント回は、実際ゲームの方でしっかりストーリーを把握していた方が楽しめると思います
それでは
ハッピービーンズデー当日
オンボロ寮前
ユウ『なんで..なんでなんだよ..』
『ユウ..』
ユウ『なんでがそっち(怪物)チームなんだよぉぉぉぉぉ!!!!』
年に一度の魔法禁止のスポーツ大会、ハッピービーンズデー。農民チームと怪物チームに分けられるその組分けに納得がいかないと言った様子で、ユウは空に向かって嘆いていた
『くじで決まっちゃったから仕方ないよ。私も農民チームが良かった』
ユウ『やだやだやだ~!!!僕だってと一緒にいたかったぁぁぁ!!それに、怪物チームってことは、に会ったら倒さなきゃいけないんでしょ?そんなのできないよ!』
『私もユウとは戦いたくない。でも、』
そう言ってユウに優しく抱きつくと、少し楽しげに見上げる
『もし出会ったら、私は頑張ってユウのこと捕まえるよ』
ユウ『..』
『んふふ..ユウ、捕まえた♪』
ユウ『捕まりました。退場します。もう失格で良いです』
グリム『おい!まだ始まってねぇんだゾ!!』
キリッとした表情であっさり負け宣告するユウに、足元でグリムが抗議の声をあげると、不適な笑みでの膝を叩く
グリム『おい!オレ様は絶対負けねぇんだゾ!!』
『ん。私も負けない..お互い頑張ろ。あ、そろそろ私行くね』
ユウ『離れたくないぃぃぃぃ~!!』
グリム『いい加減腹キメるんだゾ!』
『ユウ、また後でね。終わったらいっぱいギュッてしていいから』
ユウ『ぐすっ..分かったよぉ。怪我とかしないでね?一人でも大丈夫?無茶しないでね?』
『ん。じゃあね』
ユウの心配そうな表情に苦笑いしつつも、手を振って指定された出発地点へと走っていった