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【東リべ】キャンパスライフ!

第7章 Slowly but surely~After that~



頭が痛い。
枕元で騒がしく鳴っている携帯を手に取った。この音はアラームじゃない。

「はあい?」
『さん?おはよ。体調大丈夫か?』
「あ、うん、おはよう…え?」

一瞬で頭が覚醒した。昨晩の出来事も全て思い出してしまった。
どうして頭が痛いのか?それは多分二日酔いってやつだ。そして私は酔っても記憶を無くさないタイプらしい。今知らなくてもいい情報だった。


『結構飲んでたからさ、二日酔いとか大丈夫かなって。』
「その節は大変ご迷惑をおかけ致しました。ドラケンくんにも謝っておいてください。お借りしたカーディガンはクリーニングに出してお返ししますので…!」

ベッドの上で土下座をする。もう、合わせる顔がない!何たる失態!!酒に強いなどと啖呵を切っておいてこれだ。

『ハハ、なんで敬語?オレらもっと酒癖悪い奴らとも飲むし、全然大丈夫。ドラケンも気にしてねぇよ。あとカーディガン、そのまま返してくれればいいよ。そんな良いモンじゃないし。』


じゃあまた学校で、今から準備すれば一限間に合うだろ?と言って電話は切れた。
もしかしてひょっとしてモーニングコールだったのだろうか。
優しすぎる。実の母親でもここまでしてくれたことなんてないのに。
やっぱりお母さんって呼んだら怒られるだろうか。







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Slowly but surely~The next day~/少しづつ、確実に~翌日~
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