第1章 はじまり
『え……』
目を開くと足を掴んでいた手が
斬り落とされていた
【ぎゃぁぁ!!!
イタイイタイイタイ!!!】
「女性を襲う輩に手加減はいらない
たとえあやかしでも…」
シュッ
突然現れた人の刀があやかしを
斬ると砂となって消えてしまった
『…………』
呆然としていると
手をさしのべられた
「……怪我はないだろうか」
『あっ、ないです!
あの、ありがとうございます…』
「礼はいらない」
そういった男性は変わった格好をしていた
(この格好鎧?
刀まで持ってるなんて
まるで………)
『あっ!!』
「っ!」
男の人は突然の声は驚いた