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イケメン源氏伝 〜時を超えて〜
第7章 夜這い
『私はさっきの方が好きです』
「………そうかよ」
ふと頼朝の目に光が灯ったが
それは一瞬で消える
「で?どうする
ほんとに酒でも飲むか?」
『丁重にお断りします!』
ふんっと鼻を鳴らし
ずんずんと自分の部屋に進む
ふとピタリと足を止める
「?」
『……おやすみなさい
頼朝様』
「…あぁ」
(それだけを言うために?
やっぱり変なやつだな)
頼朝の口はほんのり弧を描いており
本人も気づくことは無かった
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