• テキストサイズ

イケメン源氏伝 〜時を超えて〜

第4章 ちぎり




「じゃ、俺は京に帰らせて貰いますね
ことの顛末を報告しなきゃいけないので」

「あぁ、好きにしろ
何かあれば呼ぶ」

「ええ、いつでもどうぞ
さん、君もまたねー」

『は、はい、また』

ひらひらと手を振って
悠々と去っていった


「さて、俺達も御所に戻るか
と言いたいところだが
玉藻お前の姿は目立ちすぎるな
何とかしろ」

「何とかとは大雑把だな
まぁ、問題は無い
しばし待て」

パンっ


玉藻が光に包まれると
蜃気楼のようなものが浮かぶ



『あっ、耳としっぽが消えてる…!』

「器用なものですね
人間に化けて悪事を繰り返して
来ただけのことはありますね」

「まあまあそれなら
あやかしだってバレないね」


「あの、皆さんか突っ込まないから
俺が言うんですけど………」


/ 320ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp