• テキストサイズ

イケメン源氏伝 〜時を超えて〜

第4章 ちぎり




「義経達にとってお前は脅威になる
どの道狙われることは避けられねぇ
だろうな」

(そんなぁ…)

「ふむ、まともにやり合っても
今の俺では勝算はないな」

「幕府の味方になるなら、当然、
義経や鞍馬を弱らせることにも
力を貸す」

(それって拒否権なくない!?)

いまいちアイツがこの鎌倉時代に
自分を送った理由も分かってない
住むところも頼れる人もいないので
ここは頼るしかない

それに

玉藻に傷ついて欲しくない
守りたいと思ったのは事実だ

それにどこに行っても
私がいたら迷惑がかかる……







『……分かりました』

「はぁ!?
分かったって……っ君ねぇ」

(言いたいことはすごくわかるんですけど
こっちにも事情があるんです!)

「いやぁ、勇敢な人もいたもんだなぁ」

(勇敢というかただのヘタレなんだけど…)

気のない拍手をした泰親は
頼朝に向き合った

/ 320ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp