第1章 はじまり
「幼稚園の頃から一緒の
私のがァ…」
『喫茶店で泣くのやめてくれない?
私が泣かせてるみたいなんだけど』
「そんなことより!」
ダン!!
凪咲が机を思い切り拳で叩いた
その様子を見てミルクティーを飲みながら
大人しく尋問される
「相手はどこの馬の耳よ!?」
『いやそれを言うなら骨でしょ…』
「いいから!誰なの!?」
『ん〜よく知らないけど
歳は私より2個上のどっかの社長さん』
「どっかのって…本当に興味無いのね」
『親の顔を立てるためのものだし
私はその人に興味はないかな』
カラカラ
氷をかき混ぜながら
目を伏せる