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イケメン源氏伝 〜時を超えて〜

第3章 最悪の再会



「与一ッ、誰がいじめてるって?!」

「ほら、手、見てみ?」

「あ゛?手だぁ?」

またしても急に現れた小柄な男に
言われ目線を手首にやる

「……っ、わりぃ!」

ハッとしたような顔で
思い切り手を外した

『え』

「大丈夫か、おい!
血ぃ止まってねぇだろうな?
呼吸は正常か!」

『大丈夫ですから!
ご心配なく!』

焦ったように確認してくる
男性は先程のような
訝しげな目ではなく
本当に心配してくれてるようだった

慌てて答えると
ほっとしたように息を吐いた

「……そうか、なら良い」

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