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イケメン源氏伝 〜時を超えて〜

第16章 京




お茶とお団子が届くと
遠慮しないで食べてねと言われたので
疲れもあって食べることにした



『いただきます』

「どうぞ」


団子を一口かじると
甘みが広がり疲労感も少し和らいだ


『おいひい』

「ふ、それは良かった」


(しまった、一瞬顕仁さんがいること
忘れてた)


甘いものを食べてる時は
つい気が抜けてしまう





(というか視線が……)



にこにことお団子を食べる私を
見守る顕仁さん

その視線に耐えきれなくなって
お団子をすすめた


『っ、顕仁さんも食べてみてください』

「うん、せっかくだし頂こうかな
お団子なんて久々だけど」

『そうなんですか?
私はこの前おすすめだっていう
茶屋に連れられて食べました
甘さが控えめで
美味しかったですよ』

「そうなんだ」


『一緒に着いてきた人がいて、
甘いものが好き(?)なんですけど
甘さが足りないって
水飴をさらにかけようとしてて
それを止めるのに
必死で面白かったです』


くすくすとその時のことを
笑いながら話す

顕仁さんも楽しそうに聞いてくれるから
ついつい話てしまう






「連れというのは
の仕事先の人なのかな」


『あ、はい
そうですよ』


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