第2章 お見合い
「夢……はっ!
くくっ夢だと思ってやがんのか
おもしれー女」
『まさか…』
「ご名答、夢じゃねぇよ」
『だとしてもなんであんたが…
!、あんたが全部仕込んだの!?』
「その通り」
『な、なんのために』
「お前の先祖に知り合いが居てな」
『先祖?』
「500年以上も昔の話さ
だからお前にちょっくら
手伝って欲しい」
『なっなんで私が』
「お前にしかやれないんだよ
縁が繋がったお前にしか」
『えにし?』
「ま、とにかく
頼んだぜ」
『ちょっ、』
ぶわっと風が吹いて
季節外れの桜に身を包まれた