バレンタインとは男の恋路の戦略なのだ★【キメツ学園】
第1章 バレンタインとは男の恋路の戦略なのだ★
たんだ。
そしたら、”異世界漫画でよくいる女顔で可愛いのに、戦ったら強いタイプ”が好みらしい。
女顔や可愛いはまさに僕が理想像だけど、戦うのはここ三次元だから無理じゃん。
そーこーで!
ボク思い出したんだけど〜僕らが通ってるキメツ学園にはなんか妖怪がいるって噂がある。
で、思ったんだけど明日教室にコッソリ残って、その妖怪を懲らしめれば、=僕が戦った。ことになると思うんだ!!
それで、兄さんにはボクがカッコよく華麗に戦う勇姿をスマホに収めて欲しいから、一緒に来て欲しいんだけど、、、、、。」
「えぇ〜そんな事言われ、、、
(ちょっと待てよ?暗い教室では吊り橋効果
※知らない人は面白いのでぜひ調べてみてください♪
が使えるはずだ。
そこでアイツ(腐女子)の黒歴史を言えば逆効果で恋が冷めるかもしれない!
やり方は汚いが、彼女ができるよりはマシだ!!)
、、、分かった。」
「本当?!ありがとう兄さん!」
そんなこんなで、あっと言う間に2月13日の夜となった、、、
「ふう!富岡先生はもう行ったみたいだね!」
「ヨイショっ!」と声を出して無一郎が掃除ロッカーから身を乗りだした。
「おい無一郎!お前、俺がジャンケンで負けてロッカーの下半分に隠れることになったからって、富岡先生が来た時ダジャレ言ってバランス崩させようとしただろ!」
「ご、ゴメンゴメン(笑)それで、その例の妖怪なんだけど、確か廊下を恨み言を言いながら這いずり回ってて、自分より小さい人を見つけると襲いかかって来る老人の妖怪、、だったかな?
一応言っとくね!あっあと冬とはいえ暗い所にはGが出やすいと思って、、ジャジャーン!!コレ!”ゴキバスター”!やっぱこの世で一番恐ろしいのはゴキブリだからね!ちょっとトイレ行ってくる〜。」
「お〜。」
無一郎がその場を離れたその時だった。
有一郎が後ろを振り向くと
「あぁ恨めしい、、わしは、、ワシは何もしとらんと言うのにイィぃ!!!何もシトラぁん!!!!!!」
「ぎぃgflhgゃぁーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!」
いつの時代の物かわからない古臭いボロボロの着物、
暗闇の中だと一見ただの薄汚れた老人に見えるが、
持って来た懐中電灯でおそるおそる照らして見ると、
大きなツノとキバが2つ有り、どう見ても無一郎が話してた老人の妖怪だった。