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バレンタインとは男の恋路の戦略なのだ★【キメツ学園】

第1章 バレンタインとは男の恋路の戦略なのだ★


「魔法少女マジ推せる。魔法少女といえばあの新連載された魔法少女漫画のヒロイン、キャラデザ可愛かったな、、キャラデザと言えばあのアニメも、、ブツブツブツブツブツブツ」

「アイツマジキモい〜」

「イツモブツブツイッテルヨナー」

窓の外にしんしんと雪が降り積もる2月。僕はーーー

ー魔法少女(腐女子)にガチ恋した。ーーーー            


「と、言う訳なんだよ兄さん。」

「『と、言う訳なんだよ兄さん。』じゃねぇよぉぉぉーー!!」

東京に雪が降るほど寒い、バレンタインが近づく2月12日。帰り道に弟の時透無一郎から重度のブラコン兄にとってあり得ない、”好きな人ができた”と言う話をされた有一郎は、寒かった体温が一気にマグマの様に熱くなった。

「あのなぁ!オラァアイツ(腐女子)と委員会同じだから知ってるけど、アイツはいっつも萌え漫画だの異世界漫画だのオタク漫画を委員会中にコッソリ見て、グヒグヒケタケタ妖怪変人ババア見たいに笑いながらコッソリイヤホンでアニソン聴くような女として崖っぷちの女、、いや変人ババアなんだよ!!」

「ちょっと兄さんww口調が不死川先生みたいになってるよwww
それに、あの子が妖怪変人ババアな訳ないじゃん」

「じゃあなんだって言うんだよぉぉぉ!!!」

「魔法少女!」

「は?」

その「は?」を最後に会話が途切れ、有一郎がしばしポカン、、と固まってまった。

(ままマ魔法少女?!あの妖怪変人ババアが?んな訳あるかっ!、、、、そうか!わかったぞ!無一郎はきっと”超物好き”なんだ!しかし、、弟に彼女が出来るなんて、そんなの、、そんなの耐えられん!!!でも、もし今付き合うのに大反対だなんて言ったら、8ヶ月は口を聞かないだろう!でも付き合うのは、、そうだ!アイツの事を無一郎に悪く思わせたら良いんだ!!ちょっとやり方が汚いけど、彼女が出来るよりマシだ!)

有一郎がそんな事を考えているとはつゆ程知らず、無一郎はスラスラと喋っていた。

「っことで、早速明日、2月13日に、今言ったことをするよ!」


「へっ?!あ、あぁゴメンゴメン、聞いてなかった、、。」

「えー!?もうちゃんと聞いといてよね兄さん!だーかーら!バレンタインデーに魔法少女ちゃん(腐女子のこと)から本命チョコをもらう為に善逸君(一応年上)を買収して、魔法少女ちゃんの好みを聞い
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