• テキストサイズ

流れる 〜呪術廻戦 五条悟※R18〜

第40章 縋る


「ホワイトデーが台無しになった事はどうでもいいの。そんな事より、歌姫ちゃんの方が先に真希&真依の事を知ってた事は許せない。」

「ごめん。」

「どう落とし前つけるつもりなの?」

朝になって急にブチ切れる恋ちゃん。

落とし前って……

「キスマークつけて許してくれたんじゃなかったの?」

「あれは眠かったから……てゆうかそんなもんで許されると本気で思ってんの?」

「怖いよ恋ちゃん。」

「何してもらおっかなぁ。」

ニヤニヤし始める恋ちゃん。

「何でも言ってごらん。」

お前の為なら何だってするさ。

「じゃあ、パンダを高専に入学させて。」

「何で僕なの?学長に言えばいいじゃん。」

「学長には頼みにくいんだって。ダメなの?」

「それがお前の望み?」

「そうだよ。パンダは私の癒しなんだもん。」

「わかった。何とか上と掛け合ってみるよ。」

「ありがと、悟。」

「わーい!ありがとな、悟!」

どこからともなくパンダが現れた。

「良かったね、パンダ!」

「うん。恋のおかげだよ。ありがとう。」

僕の目の前でハグする二人。

「おい、僕の前でいちゃつくな。」

「ケチ。」

パンダから離れ、ポケットからスマホを取り出し僕に背を向けて歩き出す恋。


すると僕のスマホが鳴った。

見ると恋からのメッセージ。


ありがと悟。
今夜はサービスしてあげる♡
 

やっぱ最高だな、僕の女は。

本当はこのまま恋に縋って生きていきたいけど、そうもいかないんだよね。

そろそろアイツが出てきそうだから。

また何かされないように気をつけておかないと。
/ 417ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp