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流れる 〜呪術廻戦 五条悟※R18〜

第33章 ●観念する●


「うぅ、あ、たまが……痛い。」 

目が覚めると酷い頭痛がした。

「え?」

寝返りを打とうとするも、自分の体ががっちりホールドされてて動けない事に気づく。

胸の下に巻きつく他人の腕。

妙に白い腕。

長い指。


悟?


よくよく見ると自分が裸であることに気づく。


う、そ………


これって………


やっぱりそういうことだよね………


昨夜の事を必死に思い出す。

悟と食事して、散歩して、悟の家でケーキ食べて………ワイン飲んだ。

そうだ、悟が変な事言い出して……下着!

紐パン渡されて………


その後どうしたのか全く思い出せない。


ワインをがぶ飲みした覚えはある。


悟の腕をそっと外し、布団の中の自分の体を確認する。


全裸の自分に泣きたくなった。


私、何やってるんだろう。

絶対ダメだと思ってたのに。

また流された。

お酒飲むんじゃなかった。


あー、私のバカバカバカバカ!


そういえば今何時だろ?

ゆっくりベッドから降り、自分の服を探す。

だけど、ブラジャーしかない。


リビングへ行くと、ソファの上にワンピースがあった。

ブラジャーを着けてワンピースを着た。

スマホを出そうとバッグを漁ると下着が出てきた。


何でこんなとこに入れたんだろ?


とりあえず穿いてからスマホを見るとまだ朝の4時だった。

一瞬、このまま帰ろうかと思ったけどやめた。


勝手知ったる悟の家。

キッチンへ行きコーヒーを入れた。


その場で立ったまま飲んでると後ろから優しく抱きしめられた。


「おはよ。」

優しい声。

頭にキスしてくれた。


「おは……よう。」

「昨夜は可愛かったよ。」

耳元で囁かれる。

「私、何か変な事言ってた?」

「覚えてないの?」

「ケーキ食べてワイン飲んで紐パン渡されたとこまでしか覚えてない。」

「うわぁ、なんかショック。あんなに愛し合ったのにぃ。」

体に回されてた腕が離れた。

「あ、愛し合った!?」
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